Monochrome Sky 制作中3

アルバム収録曲の最後の1曲が決定しました。
候補が色々あって悩んだのですが、
「Another Place」という曲です。

この曲ではガットギターに挑戦します。
ガットギターというのはクラッシックやフラメンコなどで登場するナイロン弦で優しい音がする生ギターです。

その優しい音色が大好きなのですが
エレキギターとは奏法が違います。

ENDLESSの楽曲だと、「ONLY ONE」「Angel Swing」のギターはガットギターです。
その「ONLY ONE」レコーディング当時の話です。

広いスタジオ内にマイクがセットされ、
ガラスの向こうからみんなが見守る中。
ガットギターを抱えるとヘッドホンからピアノが流れてきます。
感性だけを頼りにガットギターの弦を爪弾きます。

一通り録音して聴いてみると、

イメージと違う。
ギター単体で聴くと何を弾いているのかわかるけど、
オケに混じると埋もれてしまう。

普段から指で弾くことをしていないので
アタックが弱く楽器が鳴りきっていない。

自分のイメージ上で流れる音楽とのギャップに困り果て、
スタッフに相談してみるとアコースティック&ガットギターの名手の方に頼んでみようという事に。

数時間後。

岡崎倫典さんがスタジオに登場。
楽曲のイメージを説明して、
とりあえず聴いてもらうと途中からギターを何となく弾き出したのですがあまりの迫力と繊細さに圧倒され、自分が同じガットギターを弾こうとしていたことが恥ずかしくなったのを覚えています。

初めて聴く曲のはずなのにほとんど魔法のようにフレーズが絡み、
目の前の演奏が信じられないくらいの衝撃でした。

2回ほど聴いた後に、録音に入ります。
演奏は完璧でしたがどうしても自分のイメージとは離れる部分があり。
正直に伝えると快くもう一度弾き直してくれました。

プレイバックを聴きながらあまりにも華麗なギターに
感動と悔しさで涙が出そうでした。

それからガットギターを必死で練習したのは言うまでもありません。
王道のプレイスタイルとはかけ離れていますが、
自分なりのガットギターはイメージできるようになったので
「Another Place」という曲で挑戦します。

SHIGE

 

メッセージを送りたい方は、コメントを投稿してください。
※投稿されたコメントは公開されることはありません。