前回の更新で俺の書き方が悪く誤解を生んでいるようです。
マキシシングル「浮遊楼」のMixが終わったのは
浮遊楼という1曲のみです…。
お疲れ様というメッセージをいくつかいただいていますが、
残念ながら、あと3曲まだ残っています。
でも、いただいたメッセージは1曲が終わったことに対する
お疲れ様だと勝手に解釈していますよ。
ありがとう!
で、
今日はまた1曲Mixが完了しました。
「夜に咲く花」というタイトルの曲です。
待望のTETSU大先生書き下ろし曲ですよ!
どんな曲か説明したいけど言葉では難しいな…。
歌詞は、、、
…。
やっぱり、
あまり思考を解説すると余計な印象がつくよね。
では、いくつか制作上でのポイントを挙げておきます。
○まず、大先生が作ってきたラフを聴いて
リズムを全てカットしました。
ドラムの類はありません。
○ベースはシンセでは物足りなかったので
生で弾き直しました。
○ピアノ命なので、
ピアノの音色を立たせるために色々工夫しました。
○ギターは録音しましたが、
雰囲気がボヤけてしまうので全てカットしました。
ギターも入っていません。
○何度もダメ出しをしたので大先生がいつキレるか気が気じゃなかったです。
○Mixしながら何度も曲の雰囲気に「うっとり」してしまい。
時間ばかりが経過していました。
○TETSU大先生は相当ご満悦のようです。
ん?
少し話がずれたような。
話を戻します。
この曲はコーラスがたくさん入っています。
録音になんと5時間も掛かりました。
5時間も歌うってことは、
東京ドームでいうと
3つ分くらい?
でもコーラス大好きなのです。
メインボーカルはかなり繊細な歌い回しが必要でした。
感覚で言うと、
薄い氷の上を一歩一歩進む感じです。
少しでも気を抜くとバリッ!
みたいな…。
少しイメージできたかな?
記念にMixの画面を、
「浮遊楼」のMixではニヤニヤしていましたが、
「夜に咲く花」ではうっとりしていました。
ここからは機材の話なので興味のない人は
読み飛ばしてください。
前回の更新でNEVE8816の写真を掲載したらなんとメッセージが来ました。
なんとマニアックな…。
そんな人が読んでくれているのなら、
少し機材関係の話をします。
NEVE8816はDAW特有の内部Mixによる飽和感を解消したくて
購入しました。
あくまで主観ですが、
NEVE8816は音が一つ前に出てくる感じでガッツが出て、
NEVEと言えばNEVEの音にはなりますが、
少しシャキシャキした音になるのが気になって
今回は使用を見送りました。
今のところわかっているのは
打ち込みのドラムでもNEVE8816を通してみると
パンチがかなり出るということかな。
俺の腕が悪いのか、このパンチ感は手持ちのプラグイン
(NUENDO3、UAD、T,C,Tlectronic、WAVES)
のどれを駆使しても出せませんでした。不思議だ。
しかし、NEVE1073(オールド)の雰囲気を想像しているのであれば
違うのかな…と、
ENDLESSの「SILENCE」というミニアルバムでは
ほぼ全ての音をNEVE1073(オールド)に通しましたが、
NEVE8816は印象が違います。
ミニアルバムで使用した1073はフルでメンテナンスしてあり、
かなり状態の良いものです。
スタジオに置いてあった1073と比べても良かったです。
まぁ1073を16チャンネル分用意したら1000万超えるけど…。
せめて2台はいつか手に入れたいです。
あとNEVE8816の購入を検討している人は(いないよね?)
入力がD-sub25ピンなので16ch分必要だとマルチケーブル2本で
6~8万くらい別途かかるので注意。
画面に映っている1176のプラグインは
UADのカードを差していて
キーボードや、ドラムのタムなどに使用しています。
アウトボードのいわゆる本物の1176は
・1176LNブラックパネル(復刻)
・1176ブルーライン(オールド、放送局用に改造したもの)
の2台を所持していて、
プラグインとの聞き比べをテストしたことがありますが
かなり似ていて驚きました。
でも、自分の声を自分で加工すると違いが結構わかるので
アウトボードを使用しています。
あとプラグインはA/Dの前には掛けられないので…。
プラグインとアウトボードの違い
またはデジタルとアナログの違いで大きな点は
「歪み」と「パンチ感」だと思っています。
と、長くなったのでこの辺でやめておかないと
誰も読んでくれなくなるよ。
結論は、
機材ではなく演奏者の腕だということです!
でもな、、同じ歌でもマイクとかマイクプリアンプとかコンプレッサーで
印象が変わるしな…。
となると機材も大事だし。
ダメだ!思考ループに入ってる。
SHIGE
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