物欲

ギターを1本、ピックアップ交換のためにリペアに出しました。
そのギターは値段は安かったんだけど、どこかのカタログで見て気に入ったので

「これは買うしかない」

と思い楽器屋に走るも在庫がなく。
他の楽器屋をしらみつぶしに探すも在庫がなく。
こうなったら見つけるまで絶対あきらめないとばかりに、探しに探して最終的には香川県?だったかな、楽器屋で見つけたという記憶があります。

なぜか俺が欲しいと思った物は店に置いてないことが多いのです。
偶然なのか?
嫌がらせなのか?

人気商品でなくても「昨日まではあった」とか「その商品だけ生産中止」とか、本当に多いです。

そういうことないですか?

しかし、入手困難であればある程、欲しくなってくるのも事実です。
そういう時は不思議と手に入れた後の事をあまり考えなくなります。
手に入れて使用することが目的なはずなのに、手に入れる事が目的となってしまうのは危険です。

買おうかどうしようか悩んだ場合には
目を閉じて深呼吸しましょう。

すると心の天使と悪魔が対決します。

天使:「そんな物は必要ないでしょう?」

悪魔:「絶対に必要なんだよ!」

天使:「では、それを手に入れて何をするのですか?」

悪魔:「そ…それは…、もちろん色々…」

天使:「そんな目的もハッキリしない物のために大勢の諭吉さんを犠牲にしてはいけません」

悪魔:「あーもう!そんなんじゃロックとは呼べないんだよ!(意味不明)」

ハッ!(一点を見つめて)買いに行かなきゃ…。

SHIGE

 

メッセージを送りたい方は、コメントを投稿してください。
※投稿されたコメントは公開されることはありません。

 

富士山

友人2人を連れ、
9月30日 富士山に登ってきました。

最悪の天気予報だったので、軽く中止を促したんだけど

・同日に開催された富士スピードウェイでのF1観戦を蹴った(かなり良い席)
・この日のために登山用品一式を買い揃えた
・一人は大阪からはるばるやってきた
・社員に「富士山に登ってくる」と豪語してしまった(2人とも経営者)

という事を目をキラキラさせて言うので決行。

6a0120a63b1959970b0120a63b1b1e970b-800wi

写真は墓石ではありません。
「日本最高峰富士山剣ヶ峰」
って書いてありますね…。
富士山のピークです。

気温3℃、強風。
横殴りの雨。視界10メートル。
気温はマイナスになると予想していましたが
思ったより暖かかったです。

自衛隊の訓練みたいだったけど…。

予報通りの悪天候でしたが、
無事に行って帰ってもらわないといけないと思い
結構、神経を使いました。
※良い子のみんなはマネしないように。

ヘロヘロになった2人を無事に送り届けた後、
夜はかなり前にライブでギターを弾いた、あるアーティストの
ライブを見に行きました。

—ここからはちょっと長いよ…。—-

そのアーティストがデビューするレコード会社を決める大切なライブで、ギターを弾くという大仕事を引き受けた事があります。

デモ音源を聴く限りでは、特に難しいことをしている訳ではなく
これなら大丈夫だと思いながら引き受けたのですが、
とんでもない落とし穴がありました。

後にデビューシングルとなる曲のイントロとエンディングで
テーマとなる大切なフレーズをギターとボーカルのみで演奏する部分があるのですが、

譜面をもらって弾いていると
「あれっ?」
弾けない…。

そんなに難しい事はしていないのに。

何度かチャレンジするもやっぱり弾けない…。
必ずどこかで音がつっかえてしまう。

まずい…。

それからリハーサルまで毎日猛練習!
そしてリハーサル当日…。

一緒に演奏するミュージシャンには有名な人もいて
まずは軽く音合わせ。
だいたい軽くセッションしている間にその人の力量はわかります。
当たり前だけど、みんな上手。

今ではすっかり有名になってしまった某アレンジャーからも
「おお!ギターいいね!」
と気に入ってくれている様子。

何曲か合わせていき、いい感じになった頃。

問題の曲を演奏しました。
猛練習したのに、うまくいかず。

「じゃあ、もう一度イントロから」

…。
やっぱりおかしい。

みんな俺のこと(このギター大丈夫か?)っていう目で見てる…。
その日はフレーズを変えてごまかしてしまいました。

ただでさえそんな調子なのに、リハーサルではボーカルの歌うリズムに合せて
弾かないといけない。

最後まで綱渡りのような演奏でした。
ライブ当日は、奇跡的にうまくいったのでホッとしましたが、
かなり落ち込みましたよ。
練習しても納得いく演奏ができないなんて…。

しかし、
この話には続きがあります。

後日、めでたくデビューが決まり、その曲をレコーディングしたのですが
アコースティックギターのかなり上手なミュージシャンが問題のフレーズを弾くのですが、
弾けず…。

そこで、
そのデモ音源でギターを弾いているアレンジャー本人がギターをプレイするも、
本人も弾けず…。

結局そのフレーズはデモ音源をそのまま使用したということです。

レコーディングって座って弾いたりするんだけど
立って弾こうとしていた俺って一体…。

SHIGE

メッセージを送りたい方は、コメントを投稿してください。
※投稿されたコメントは公開されることはありません。