富士山

友人2人を連れ、
9月30日 富士山に登ってきました。

最悪の天気予報だったので、軽く中止を促したんだけど

・同日に開催された富士スピードウェイでのF1観戦を蹴った(かなり良い席)
・この日のために登山用品一式を買い揃えた
・一人は大阪からはるばるやってきた
・社員に「富士山に登ってくる」と豪語してしまった(2人とも経営者)

という事を目をキラキラさせて言うので決行。

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写真は墓石ではありません。
「日本最高峰富士山剣ヶ峰」
って書いてありますね…。
富士山のピークです。

気温3℃、強風。
横殴りの雨。視界10メートル。
気温はマイナスになると予想していましたが
思ったより暖かかったです。

自衛隊の訓練みたいだったけど…。

予報通りの悪天候でしたが、
無事に行って帰ってもらわないといけないと思い
結構、神経を使いました。
※良い子のみんなはマネしないように。

ヘロヘロになった2人を無事に送り届けた後、
夜はかなり前にライブでギターを弾いた、あるアーティストの
ライブを見に行きました。

—ここからはちょっと長いよ…。—-

そのアーティストがデビューするレコード会社を決める大切なライブで、ギターを弾くという大仕事を引き受けた事があります。

デモ音源を聴く限りでは、特に難しいことをしている訳ではなく
これなら大丈夫だと思いながら引き受けたのですが、
とんでもない落とし穴がありました。

後にデビューシングルとなる曲のイントロとエンディングで
テーマとなる大切なフレーズをギターとボーカルのみで演奏する部分があるのですが、

譜面をもらって弾いていると
「あれっ?」
弾けない…。

そんなに難しい事はしていないのに。

何度かチャレンジするもやっぱり弾けない…。
必ずどこかで音がつっかえてしまう。

まずい…。

それからリハーサルまで毎日猛練習!
そしてリハーサル当日…。

一緒に演奏するミュージシャンには有名な人もいて
まずは軽く音合わせ。
だいたい軽くセッションしている間にその人の力量はわかります。
当たり前だけど、みんな上手。

今ではすっかり有名になってしまった某アレンジャーからも
「おお!ギターいいね!」
と気に入ってくれている様子。

何曲か合わせていき、いい感じになった頃。

問題の曲を演奏しました。
猛練習したのに、うまくいかず。

「じゃあ、もう一度イントロから」

…。
やっぱりおかしい。

みんな俺のこと(このギター大丈夫か?)っていう目で見てる…。
その日はフレーズを変えてごまかしてしまいました。

ただでさえそんな調子なのに、リハーサルではボーカルの歌うリズムに合せて
弾かないといけない。

最後まで綱渡りのような演奏でした。
ライブ当日は、奇跡的にうまくいったのでホッとしましたが、
かなり落ち込みましたよ。
練習しても納得いく演奏ができないなんて…。

しかし、
この話には続きがあります。

後日、めでたくデビューが決まり、その曲をレコーディングしたのですが
アコースティックギターのかなり上手なミュージシャンが問題のフレーズを弾くのですが、
弾けず…。

そこで、
そのデモ音源でギターを弾いているアレンジャー本人がギターをプレイするも、
本人も弾けず…。

結局そのフレーズはデモ音源をそのまま使用したということです。

レコーディングって座って弾いたりするんだけど
立って弾こうとしていた俺って一体…。

SHIGE

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