ライブDVDのこと、アルバムのこと。

twitterにて告知しましたが、
Official Web Shopにて、1月27日に発売したグッズの販売が始まりました。
会場でモバイルバッテリーがすぐに売り切れてしまい、再販してほしいとの声がありましたので、追加でオーダーを受け付けています。

ライブに来られなかった方にも、
ENDLESSの歴史が詰まった86ページのフォトブック「Historical Photograph Collention」はこれまでを振り返られるのでおすすめです。

Official Web Shop

 

ライブからもう1週間以上が経ちましたね。
今はまだ、お祭りの後みたいに、心中は纏わりつくような静けさに包まれています。

いただいた手紙やプレゼントもありがとうございました。
手紙やBlogからいただいたメッセージは、一つ一つ大切に読ませてもらって、
ENDLESSに寄り添って来てくれた人の、想いの大きさを感じずにはいられないです。

MCでお話しした通り、
作ると言っていた音源の制作に着手しています。
これは言い訳となりますが、本来はライブの日に音源を発売する予定だったけれど、昨年11月26日から3週間ほど体調を崩してしまい。あんな酷い体調不良は初めてで、3週間まるまるスケジュールを飛ばしてしまった時に、音源制作を諦めてライブの準備に注力するように切り替えたため実現しませんでした。

それで、遅くなってしまったのだけれど、
ライブでしか配布していない楽曲や、入手できなくなった音源の中から一部をリレコーディングしたもの、それに未発表の楽曲も加えて、近年のENDLESSをパッケージしたアルバムをリリースするつもりでいます。
いつも待たせてばかりですね。もう少し、、待っていてもらいたいです。

 

こちらも残すという意味では同じですが、
1月27日はENDLESSのライブの集大成として、ライブDVDを制作すべく映像収録にも力を入れていました。

1列目の客席を取っ払い、カメラ用のレールを敷き、映画の撮影に使用する大きなシネカメラが何台か設置されているのを目撃した方もいると思います。
大小合わせて16台のカメラを仕込んでいました。
音についてもマルチトラックレコーディング(一つ一つの楽器を別々に録音)を行い、ほぼ完全な状態で仕込みを終えていました。

これを報告するかどうかは迷いましたが、
ライブDVDを楽しみにしてくれていると思いますので…。

言わない訳にはいきません。
非常に残念なお知らせです。

 

今回のライブで機材トラブルがあり、
音声のマルチトラックレコーディングが収録できていませんでした。

ライブDVDのための音声が録音できなかったということです。

 

しばらく、ショックで呆然としてしまいましたが、トラブルが起きる時はそんなものです。

絶対に間違えたくなかったので、
以前に渋谷マウントレーニアホールで使用した実績のある、
同じ機材と設定、そして最も信頼できる人員で臨んだのですが…。
もちろんリハーサルでは順調に機能していました。

あの場で、トラブルから回復させるには会場のメインコンソール再起動しか方法がなかったとということなので、それはライブ中には無理な話です。
細心の注意を払って準備をして、実績のある機材を使っても起きてしまったことなので、誰も何も悪くないです。起こるべくして起きたのです。

俺は本人なので、仕方がないか! と割り切れても、頼まれて録音していた方は…。
心中察するに余りあるので先日、心配になり慰労会に誘うと、やはり気の毒なくらい意気消沈していました。それでも話をすることで、少しは元気を出してもらえたと思います。

 

このままだとライブDVDは断念せざるを得ないですが、
一方で残されている音声データもあります。

俺はいつもライブの時に、自分で聴き返すためにPA卓付近にレコーダーを置いてもらうことにしています。
そのレコーダーの音声と、映像収録カメラに録音されている簡易的な音声。
それらだけが、この日の残された音声データです。

マルチトラックレコーディングとは違い、ライブ会場のスピーカーから鳴っていた音を録音しただけです。
どういうことかというと、個別に楽器を録音していないので、音のバランスが取れないというのが一番大きな点で、他には。

1曲目に盛大に間違えている泰造くんのベースや、
やはり1曲目で構成を間違えて一人だけ違う所を弾いている泰造くんのベースが修正できなかったり…。(それ以外は完璧でした、念のため)

自分自身のミスはもちろんのこと、最後の最後にギターを弾くMonochrome Skyで、ギターアンプ?が壊れてピーっと悲鳴を上げているノイズなどもカットできなかったりと不都合があります。

良いところを挙げるとすれば、
みんなが聴いていた、会場の音をそのまま録音しているので、荒々しいけれど臨場感あふれる音にはなるのかな、という所です。

今はまず、この素材を使って鑑賞できるクオリティまで持っていけるのか、音声のミックスダウンに取り掛かっています。想像以上に大変で、ちょっと気が遠くなる作業ですが、楽しみにしてくれている人のことを思い浮かべながら、やれるだけやってみるつもりでいます。

救いなのは、メンバーがこれまでで最高の素晴らしい演奏をしているということです。

 

それと、ENDLESS Official Web Siteについて。
これからも、出来るだけアーカイブとして残しておくつもりでいます。

Blogやtwitterについては、残してほしいという要望が多く、自分が思っている以上に読まれているのですね。ありがたいです。少なくともこのライブDVDの経過や、アルバム発売までは続けるつもりでいますので、お付き合いいただければ嬉しいです。

SHIGE