Monochrome Sky 解体新書2

毎年夏バテ気味なので、できるだけ体を動かすようにしています。
先日は久しぶりにサッカーの試合に参加したのですが筋肉痛で体が痛く、歩くとロボットみたいでいい感じです。

Monochrome Sky 解体第二弾ということで、
今回は「月と太陽」終わりのギターソロに焦点をあててみます。
この曲は一番最後にボーカルトラックが右から左から出てくるのに合わせて、ギターソロも右に左に移動しています。知ってた?

曲も佳境に入りボーカルが「忘れないでね」「変わらないでね」と、儚い望みを叫びながらそれに合わせるように演奏も激しくなっていく場面です。

ギターソロ自体はアドリブで弾きました。ギターはレスポールを使用しています。
今までは速いフレーズなどは弾かないようにしていたのですが、今回はそういったことは考えず作曲当時の自分に立ち返り弾いてみました。

■月と太陽 後半ギターソロ

月と太陽 後半ギターソロmp3

完全アドリブでのギターソロと言えば、「Bonnie And Clyde」というアルバムの「Lingered Idly」のソロを弾く時もセッティングが終わってエンジニアに、では録音しますと言われるまで自分でも何を弾くのかわからない状態で弾きました。
そういう時は本当に手が勝手に動く感じで、曲に入り込んでいる自分とプレイを冷静に聴いている自分とが居て不思議な感覚です。

変な話ですがギタリストとしてスタジオでレコーディングする時に、さあソロを録音するぞという時にガラスの向こうではみんなが聴いています。どんなソロを弾くのだろうという期待感があります。

失敗できない訳です。
いや、失敗しても何度でもみんな付き合ってくれるとは思いますがギタリストとしてはビシッと決めたいじゃないですか。

失敗できない、でも何を弾くかわからない。
エンジニアが「では録音します」と言って再生します。
そういう状況下に置かれての集中力はなかなかのものがあります。
決して自信がある訳ではないのです。自信がないからこそ集中するのだとも思います。
しかし失敗を恐れたら安易でつまらないフレーズになってしまいますし、そもそも失敗を恐れるということは集中できていないということですね。

シチュエーションは違えどもそんな場面は経験ないですか?

ストーリーを立てて弾くギターソロも好きですが、
その時の感情の高ぶりなどを封じ込めるにはアドリブが一番いいと思います。

SHIGE

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