Guitarを始めた頃の話

ENDLESSオリジナルピックです。
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随分前に作ってもらいました。
これを受け取った時は、
プロミュージシャンの仲間入りをした気分でした。

Guitarを始めたのは中学生の頃で、最初はクラッシック(ガット)ギターが家にあり「禁じられた遊び」を覚えてその曲ばかり弾いていました。
いわゆるアダルトな中学生です。

しかしそれでは物足りなくなり。
その頃聴いていたロックミュージシャンの楽譜を買ってくるんだけど、
楽譜は読めてもギターに置き換えた時にどこを押さえていいのかわからないので(TAB譜の読み方は知らなかった)、結局デタラメを弾いて満足していました。

しかしクラッシックギターでエレキギターのパートを演奏するというのは、
タキシードを着てパンクバンドを見にライブハウスに行くというような、
なんとも場違いというか感覚のズレがあります。

まあ、エレキギターで弾くと「ギュイーン!」とか「ジャーン!」
って音なのに、クラッシックギターで弾くと

「ポローン・・・」

とか、まあ最高に魂を込めて弾けば

「ボローン!」

くらいにはなるでしょうが…。

そんなポローン少年にも転機は訪れます。

親戚のお兄さんに念願のエレキギターを譲ってもらい一気にエレキギターに夢中になります。
今まで「ポローン」でも満足していたのに、本物のエレキギターなんて手にしたので大変です。

次の日、
ありったけのお金を握りしめて楽器屋で弦を1セットとチューナー(音を合わせる機械)を買ってきて、初めて弦を付けてみるのですがやり方がわかりません。
(クラッシックギターの弦は一度も切れなかったので弦を張り替えた事がない)

なんとか弦を付けてはみたものの、
チューニングを合わせるためには弦を

「張ったり」「緩めたり」

するんだけど、やり方がわからないから

何度も何度も
本当に何度も
張ったり緩めたり
張ったり緩めたり
張ったり緩めたり

していると
「ブチッ!」一番細い弦が切れました。

さあ、これからロックギタリストの一員になれるとばかりに意気込んで弦を張っていたのに、
この時のショックは思春期の少年には大きかったでしょう。

それでも泣きたい気持ちを抑え、
張ったり緩めたり
張ったり緩めたり
張ったり緩めたりしていると
「ブチッ!」二番目の弦までが切れました。

大航海時代
初めての船出
真っ白な帆を張り
住み慣れた港を離れる
出港と同時にマストが倒れ
ただ立ち尽くすだけの僕がいた
(字余り)

結局、弦を張り終えるものの、
Guitarなのに弦は4本しかなかった。
お金も使い果たしたので、
しばらくはそのまま練習したよ…。

誰にだって初心者の頃はあるんだ!

SHIGE

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