ENDLESS -The sky is the limit- Final Chapter ありがとうございました!

2018年1月27日
ENDLESS -The sky is the limit- Final Chapter 公演が終了しました。
会場にいた人達の様々な想いが交錯する、特別な夜となりました。

ライブというのは、その日その時が全て一度限りの特別なものであると考えていますが、それでも、バンドの終焉を迎えるライブというのは、応援してくれた人、メンバー全員の想いが放つ輝きに加え、20年という月日が重なり、1月27日は言葉にはできないような夜だったと思います。

公には1998年から活動を始めていますが、俺にとっては16歳くらいに始めたバンドがENDLESSという名前でした。そしてTETSUと出会い、いくつもの壁を乗り越え、挫折や葛藤を繰り返しながら今日まで続けてきたような感覚です。

長かったのか、短かったのかはわからないですが、作品には1音たりとも無駄な音はなく、どの時代の作品も妥協せずに作り上げることが出来ました。2007年からは、演奏はもちろんレコーディング、ミックス、マスタリング、アートワークから写真まで全てを手掛け、まさに自分たちをそのまま投影した作品ばかりとなっています。

このライブをやろうと決めたのは、ENDLESSを応援してくれている人に会って感謝を伝えるため。そして、ENDLESSが持つライブの世界観の集大成を見届けてもらいたかったからです。

当日まではひたすら準備に追われ、ぐちゃぐちゃで記憶がない日がいくつかあるくらいですが、そんな中でも時々このBlogに送信されてくるメッセージに元気をもらっていました。
昔からENDLESSを知っていたけれど、初めてメッセージを送りますという人も結構いたりして、やはりこのライブは特別なのだということを感じられずにはいられなかったです。

素晴らしい部分も、未熟な部分も、これまでの色々なもの全てを、
一夜に懸けたライブとなりました。

 

———

2018年1月27日 渋谷マウントレーニアホール
ENDLESS -The sky is the limit- Final Chapter
セットリスト

-SE- Final Chapter

1.FAITH
2.Through The Wind
~mc~
3.浮遊楼
4.時雨心地
5.Darlin’
6.止まない雨
~mc~
7.TATTOO
8.Midnight Moon
-Interlude- 夜空のテーマ
9.Falling Tears
TETSU Piano Solo
10.Distance
~mc~
11.ハルメキ
12.Go Away
~mc~
13.Born In August
14.夏の終わりに
15.Winter Song
16.ノスタルジア
-Interlude- 四季のテーマ
17.始まりの日
18.TABOO
19.12発のBallad
20.Painkiller

-SE- 再会

En-1.夜光
~mc~
En-2.Broken Chain
En-3.Monochrome Sky
~mc~
En-4.Closing World

-SE- Closing

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全部で24曲を演奏。
セットリストは最後のゲネプロまで確定しなくて、曲を増やしてみたり減らしてみたり、何度も入れ替えた末に決定しました。

セッションメンバー
■ SHIGE (Vocal&Guitar)
■ TETSU (Keyboard)
■ 山内健雄 (Guitar)
■ 中村泰造 (Bass)
■ HAYATO (Drums)

 

チケットが完売してしまったので、観られなかった人のためにも写真を多く掲載しておきますね。

ライブの舞台は細部までこだわり、舞台セットから、映像用のスクリーンや照明までも持ち込み、空間の全てを使ってENDLESSの世界に浸ってもらえるように趣向を凝らしました。
映像は「夜光」でのサイバーな映像以外は全て自身で撮影したものを使用しています。

オープニングは予告していたように、オーロラの映像から幕を開けました。

鏡面の湖に映るオーロラ映像を撮影したくて苦労しましたが、その甲斐がありました。

1曲目は、最初に発表した楽曲「FAITH」。
ステージからは、楽しんでくれているみんなの顔がよく見えていましたよ。

HAYATOくんはドラムフルセットを持ち込んで、キレキレでしたね。間違いなくこれまでで一番のプレイだったと思います。

泰造くんは数多くのアーティストのライブで活躍していることからもわかるように、唯一無二のベーシストで、相変わらずもの凄いグルーブを生み出していました。

この日は彼の仕事で他のライブとバッティングしていたのですが、ENDLESSを優先してくれて、、、感謝です。

健雄さんは今日のために新調したくれたギターが輝いていましたね。

メンバーのみんなはプロフェッショナルなことはもちろんですが、何よりENDLESSに愛情を持って演奏してくれているのが伝わってきます。

 

TETSUはピアノソロを披露したり、この日にかける気持ちの大きさが伝わるパフォーマンスだったと思います。

オープニングSEやInterludeは、TETSUがこの日のために書き下ろしました。

俺もちょっとギターソロを弾いて、見せ場を作ってみたりしましたよ。

「Midnight Moon」からの Interlude 夜空のテーマでは、映像で星が流れ、

星空をバックに「Falling Tears」を歌ったり。

季節感をテーマとした「Born In August」からのセクションでは、
夏から季節を巡るように、夏秋冬春とその季節感をもった楽曲を演奏しました。

自分では情緒が感じられる楽曲もENDLESSの魅力だと考えています。


最後の春は、桜の映像をバックに「ノスタルジア」を歌いました。

続くInterlude 四季のテーマでは、季節の移り変わりを表現した映像が流れます。

「夏の終わりに」のジャケット写真が、そのまま映像で動いていたのは気が付いたでしょうか。実は映像も撮影してあるのです。


季節が一巡して、「始まりの日」へと続きます。

そこからはもう、ライブも終盤。
最後まで駆け抜けるだけです。
持てるもの全てで、その瞬間を過ごしていました。

最後まで自分たちらしく、
これがENDLESSなのだと胸を張れるライブにするため。

会場からの熱気が何度も胸を打ち、
演奏している俺たちも、高いパフォーマンスを発揮できました。
声援もここまで届いていましたよ。

表現したかったことや、言いたかったこと、気持ちを全部、あの夜に置いてきましたので、会場にいた人とは、きっと様々なものを分かち合えたのではないかと思っています。

そして、ライブは終わり。

全てが終わり客電が灯った後も、満場の拍手をありがとう。とても嬉しかったです。
鳴り止まない拍手の温かい音が、今もずっと残っています。

20年間の活動の中で、ENDLESSのライブのピークはどこだと聞かれたら、
迷わずに2018年1月27日 渋谷マウントレーニアホールだと答えます。

何をどう考えたって寂しいことには変わりはないけれど…、
それでも、自分たちの意思で、最高の状態のまま幕を引けて幸せです。

ENDLESSは2018年1月27日をもって無期限活動休止となりました。
これまで応援してくれたすべての人に、
心から、ありったけの感謝を込めて。

20年間、ありがとう。

SHIGE

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